上司に秘密を握られちゃいました。
「あっ……」
藍華はシャツを羽織ったまま、突然部屋の電気を消した。
くそー、考えたな。
だけど、まだ俺のことをわかっていないようだ。
暗くしたということは、襲われても仕方ないぞ?
と勝手な解釈をして、ほくそ笑む。
彼女は俺に背を向けたまま、シャツをはらりと床に落とした。
それだけで、暴れはじめる俺の心臓。
だけど、まだ足りない。
「スカートも」
「えっ!」
「当然だろ?」
ここでひるむもんか。
一旦は俯いた彼女だけど、覚悟ができたのか、スカートのファスナーを下げ、ストンと床に落とした。
まずい。興奮してきた。
「プラもとって?」
「えぇっ、それは、無理です……」
仕方ない。
声が震えだした彼女を、これ以上いじめるのも忍びない。