[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
不意に付いた電気と同時に、視界が明るくなる。
あ……停電、終わった?
「榊くん、もう大丈夫みた…」
笑顔で顔をあげる私と、笑顔で顔をさげる榊くん。
同時だったので、その近さを判別することができなかった。
額同士が、ぴたりとぶつかる。
榊くんは何も言わずに、私をじっと見つめていた。
私もその目を見つめ返す。
ふと交わった視線に、縮まった距離。
私は、もう、拒めなかった。
あ……停電、終わった?
「榊くん、もう大丈夫みた…」
笑顔で顔をあげる私と、笑顔で顔をさげる榊くん。
同時だったので、その近さを判別することができなかった。
額同士が、ぴたりとぶつかる。
榊くんは何も言わずに、私をじっと見つめていた。
私もその目を見つめ返す。
ふと交わった視線に、縮まった距離。
私は、もう、拒めなかった。