[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
「んっ…」



重なり合う唇と、初めての感覚に私は戸惑う。



これが……キス?



唇がそっと離れた瞬間、榊くんは私を押し退けた。



その反動で、私はソファに座り込む。



我に返ったときは、もう遅かった。



私、榊くんと……



両手で顔を被い、指の隙間からそっと榊くんを見た。



視線の先には、顔を真っ赤にして唇を手で被う榊くんがいた。
< 134 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop