[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
挨拶もしないということは、多分榊くんが何かしでかしたんだと思ってるんだろう。

…まあ、私だって何もなかったらこんな態度取らないけど。



何も…なかったら。



わわ、また思い出しちゃったじゃんバカ!



恥ずかしくなって、机に突っ伏する。



周りのからかい声と、それに言い返す榊くんの声が、耳に入ってきた。



ごめん、榊くん。



今は、どうしても顔を合わせる気になれないから。
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