[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
慌てて口を抑えると、近くにいる来夢が笑っていた。



……人のことをおもしろがって!



私の心の声を読み取り口に出したのは、来夢だった。



「なに、どうしたの紗倉?」



今の会話が聞こえてたのかはわからないけど、榊くんが自身の席から声をかけてきた。



もしかして、聞こえてた?



私が、ファーストキスだったってこと…



どうしよう、ほんとに最近。



恥ずかしいことばっかだよ……
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