[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
「あのさ、榊?」



突如、俺の目の前に現れたのは松永。



その真剣な表情を見て、俺も切り替え耳を傾けた。



一体、何を……



「紗倉、気にしてるんだよ」



松永の言葉に、俺は思わず目を見開く。



「気にしてるって、何が?」



近くにいた涼介が、俺の肩に手を置き松永に言葉を返す。



って、聞いてたのかよ!



なんて思っていると、呆れたようにため息をついて、松永は俺の方を見た。
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