[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
優しい嘘と早すぎる救世主。
「おはよう、紗倉~」



あの日から、私には以前までの静かな生活を送っていた。



挨拶してくれるのは、同じクラスメイトの人達。



ただ、その中に……榊くんはいない。



学校にはきちんと来ているし、友達に囲まれて楽しそうに生活を送っている。



ひとつ疑問に思っているのは、あれから毎日左手に包帯を巻いていること。



一体、いつ怪我をしたのかわからないけど。



間違いなく、あの時以来につけているのは確か。
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