[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
そのあるものについては、阿多くんのプライバシーに反するようで、



いくら聞いても教えてくれなかった。



「しかしまあびっくりしたよ、いきなり連絡が来たから行ってみたら、戦闘始めてるんだもん」



ベンチから足をブラブラさせて、笑いながら話す榊くん。



その声は、いつもの調子だった。



「……榊くん」



貴方がそんな風に、普通を振舞うから。



「ん?何?もしかして、どこか寄りたいところとかあったり…」
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