[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
私はどうしようもなく苦しくなる、



「榊くん!!」



ほんとに、どうしようもなく申し訳なくなる。



私が怒鳴り声をあげると、榊くんは目を見開いてこちらを見つめた。



「……こんなときに、ふざけないで?」



私は榊くんの瞳を、真剣な目で見つめ返した。



真面目な顔して責めてくれた方が、まだ自分のしたことの酷さを実感することができる。



それなのに、いつもみたいに言われたら…
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