わたしとあなたときみと。完
『だろ!
でっけぇ男になるよ、あいつ。
……なぁ、玲奈。
そろそろ前向けたか?』
「どうだろ。
でも…少しづつ過去にできてる。
まだ大好きだけど…
でも平気だよ。」
『そろそろ凌弥を見てやれよ?
俺からしたらお前ずいぶん変わった。
もう大丈夫。
俺が言うんだから間違いなし!
な、踏み出せ。
怖くないから。』
確かに一方すすむのが怖いだけ。
目の前が崖に見えて
足がすくんでるだけ。
本当はちょっと前から
気づいていたよ。