わたしとあなたときみと。完


「このパーカー、虫刺され予防と
日焼け予防兼ねてるんで、
返してもらえますか??

それにあたしといても
暇だろうし他誘って下さい。」


そう言ってパーカーを
先輩の手から取って
別の木陰へ移動した。


あたしも1人が楽だ。
誰かいると落ち着かない。


いや……
凌弥しか落ち着かなくなったんだ…。


そんなの翔太や章吾以来…。

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