わたしとあなたときみと。完


301...302...303...と部屋がすぎていく
305...306...‼︎


開け慣れた個室の扉を
勢いよく開けた。


ノックとか考えれなかった。


病室の中には絵梨子さんと稚加ちゃん
章吾のおばさんがいた。


章吾はみんなに囲まれて
大きな目をしっかり開けていた。


それを見たとたん涙があふれた。
やっと帰って来てくれた。


それだけで嬉しかった。


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