わたしとあなたときみと。完


「なぁ…お前さ。
他に好きな奴できた…?」


その言葉にあたしはどきっとした。
2人の間でなんとなく翔太の話は
禁句となっていたからと、
凌弥が思い浮かんだからだ。


「…なんでそんなこと聞くの?」


「お前が否定しないってことは
あながち"あれ"は夢じゃないんだ。」


あたしは章吾がさす"あれ"が
理解できずにいた。


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