わたしとあなたときみと。完
ep12
次の日久しぶりに会う
サークルの人や同期の子。
かすみの態度は
相変わらずだったけれど、
他の人は最後に見た白い目が
嘘かのように優しかった。
「おっす、怜奈!
相変わらず色白いな!」
なんてよってくるのは
少し日焼けした凌弥だった。
「…お…はよ。」
すこし遠慮がちに挨拶すると
冷静な顔になって、
「なぁ…次休講だしさ…
話がしたいんだけど…」
かすみを気にしてか
コソッとそう告げると
部屋を出て行った。
ついて来いってことかな…。
あたしも言わなきゃいけないことがある
少し時間差を開けて部屋を出た。