わたしとあなたときみと。完
それを聞いて目を見開いて
驚いた顔をした。
そりゃ植物人間になって1年で
目覚めるなんてびっくりだよね。
「それはおめでとう!
けど…俺が関係してるの?」
「なんかね…夢みてたんだって。
翔太と一緒にあたしの画像をみてた。
あたし章吾に一切凌弥の話してないの。
なのに章吾しってたんだ…。
信じるしかないでしょ?
だから…翔太が見てるから…」
「俺を避けるの?
それって俺に好きって
言ってる風に聞こえるよ…?
一緒にいたいけど…
翔太くんが見てるからダメだって。」
あたしはそれに言葉を返せなかった。
図星だったからかもしれない。