幼なじみに一目惚れ!?
〈あずさside〉

その時あずは走っていた。

今でもさっきのことが鮮明によみがえり、再び涙が溢れてくるんだ。



「俺、さずっと前から


あずのこと…
好きなんだ。」

「…え?う、嘘…」

「本当だ。あずを困らせたくないから言わなかったけど、もう限界。好きだ!あず!!」

「…っっ」

こんなに真剣に伝えてくれてるのに悪いと思う。でも、それでもあずは

「…ごめんっあずね、好きな人がいるの。洸も知ってると思うけど…その人意外考えられないんだ。」

「分かってた。あずの気持ちが誰に向いてるかくらい!だってずっと見てたんだ。分かるに決まってる。」

「うん、ごめんね。」

泣きそうになる。

「ありがとな!ちゃんとふってくれて。」

「ありがとうって言いたいのはこっちだよ!こんなあずを好きになってくれてありがとう…!」

本当にありがとう。



洸のこと友達として大好きだよ。
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