幼なじみに一目惚れ!?
〈空斗side〉

「はぁ……」



あずに告白しようとしたのにいきなり由奈が、きた。

俺ってほんとついてない。

しばらくぼーっとしていると由奈が部屋に入ってきた。




「ごめんね!待たせちゃった!!」

「おう。」

「それにしてもびっくりした〜
あずさって話聞いてるかぎり空斗のことが好きなのかと思ってたからっ」




「……え?」

「でも、違うね!兄妹愛みたいな感じだった!あずさから見た空斗。」



……俺は、恋愛対象じゃないんだな。


あず。俺はお前のことが好きなのに。




「……空斗?どうしたの?泣きそう。」

「……っ」

「そら、と……」



由奈に抱きしめられる。


「私じゃ、ダメ……?」

「!?」


一瞬だけ触れる唇。



「……お、おいっ、由奈!?」


「私は、空斗のことが好きだよっ?絶対泣かせたりなんてしないし。」




それに、と由奈は付け加える。





「空斗じゃないと、だめなの…っ」





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