幼なじみに一目惚れ!?
「由奈……」



俺、は……




「ごめん、俺……。」

「ねぇ、好きじゃなくてもいいよっ?」

「?」

「前みたいに全部全部忘れさせてあげるから、私とお試しで付き合ってみない?」

「え!!!」



なんだそれ。



「……お願いっ。」




由奈は俺を変えてくれた。



だから俺は







「分かった。」


そう言ったんだ。



「由奈ーーー!空くんーーーー!
ご飯だよー!!」


「あ。もうこんな時間だ。行こうか。」


「ね! 階段の下まででいいから手繋いで行こっ?」

「あぁ。」




由奈の手は



暖かかった。





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