幼なじみに一目惚れ！？

「……由奈？ なんでここに？」


「そうか、知り合いか。とりあえずリビングに行こう。」


「お邪魔します。」

「……。」



なんで由奈が俺ん家にいるんだ？


それが分かったのは
リビングについてからだった。




「空斗、黙っててごめんな。
実は石井さん、石井澪子さんと結婚することになった。」



「……は？」



け、結婚？話が大きすぎて分からない。



「もう籍は入れてあるんだ。
同意もないままごめんな。でも澪子さんなら空斗もきっとお母さんだと思えるとおもうんだ。」



籍が入れてある？




「今日からは四人家族だ。
由奈ちゃんも一緒にな。」



びくっと肩を動かす由奈。



っていうか、
俺はお母さんのこと諦めてねーよ。




俺はお母さんと親父が再婚することを望んでるんだ。