恋 歌 -コイ ウタ- 【短編集】
やっぱりよしくんは、私の事を妹みたいにしか思っていなかったんだ。
少しは大事にされてたのかなって思うけど、やっぱり悲しいよ。
『私は、よしくんの事が大好きで、よしくんのお嫁さんになるのが夢だったの。』
「ごめんな。」
『夢は叶わないけど、私の分も彼女の事幸せにしてね。』
「あぁ。」
心からおめでとうとはまだ言えそうにない。
でもよしくんが幸せになるのなら、それはそれで応援しなくちゃ。
まだしばらくはよしくんの事、好きでいると思うけどそれは許してね。
私の大好きな大好きなよしくん。
幸せになってね―――
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