恋 歌 -コイ ウタ- 【短編集】


クラスは違ったけど、唯一この学校で話すのが洋介。


2年になってからはクラスも一緒になって、よく2人で授業をサボったりもしている。


そして現在、私達は3年生になった。


そのまま持ち上がりなのでクラスも一緒。


私達はクラスでちょっと浮いた存在だから、教室に居るより屋上の方が居心地がいい。


屋上に着くなり、私も洋介も大の字になって寝転がる。


『暑いけど、気持ちー。』


太陽が眩しくて目を細めながら真っ青な空を眺めていると、


「沙羅、いつも言ってるけどパンツ見えそう。」


起き上がった洋介が呆れ顔をしている。
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