恋 歌 -コイ ウタ- 【短編集】
家の前にはもう車がとまっていて、私は後部座席に乗り込む。
『マサくん、いつもありがとう。』
「いいよ。じゃあ行くぞ。」
車は目的地の海へと走りだす。
5分もしないで着くと、すでに数人が集まっていた。
「あや、私マサのとこ行くけどどうする?」
最近は集まる人数も増えていて、いくつかのグループみたいなものが出来ていた。
『私も行く。』
マサくん達がいるところに行き、砂浜に腰を下ろす。
このグループはみんな年上だけど、とっても話しやすい。