恋 歌 -コイ ウタ- 【短編集】
24時間営業のファミレスは、こんな早朝でもポツポツと人がいた。
巧はハンバーグセット、康弘くんは朝定食、私はサンドイッチを頼んだ。
『2人はこの後どうするの?』
私の質問に2人は声をそろえて、
「「帰って寝る。」」
そう言った。
もっと遊びたかった私はがっかりしたけど、
「今日の夜、花火でもするか?」
康弘くんがそう言ってくれてたちまち笑顔になる。
『する!楽しみだなぁ。』
その後、出てきた料理を平らげ康弘くんは隣町に帰っていった。
もちろん、私は巧に送ってもらう。
と言っても、巧の家は3軒お隣りさん。
送ってもらうってかんじではない。