恋 歌 -コイ ウタ- 【短編集】
「小松と久保も行こう?」
勇心くんに誘われて、私はドキドキしている。
「香澄、行くよね?」
みっちゃんに聞かれ、私は大きく頭を縦に振る。
「よし、じゃあ早く掃除終わらせちゃおう。」
勇心くんの一言で当番じゃない子も手伝ってくれて、あっという間に終わらせる恋が出来た。
「じゃあ、行こう!」
十数人でゾロゾロと学校をあとにして、近くのカラオケへ。
1番広いパーティールームに通され、みんなは我先にと曲を入れていく。
みっちゃんもリモコンの取り合いに参加しちゃって、私は圧倒されていた。