恋 歌 -コイ ウタ- 【短編集】
おばちゃんの許可が出たので、私は2階にあるよしくんの部屋に向かった。
コンコン
ノックをしても、もちろん返事はない。
ガチャッとドアを開き、中の様子をうかがう。
よしくんはまだ寝息を立てて眠っている。
久しぶりに入るよしくんの部屋は、綺麗に片付いていてきっちりとした性格が良く出てる。
私はよしくんが眠っているベッドに近付き床に座った。
よしくんの寝顔を見るのはいつ振りだろう?
起こそうと思っていたけどやめて、スヤスヤと眠るよしくんを見ていた。
んだけど、パチッと目を開けたよしくんとじっと見ていた私の視線がバチッとぶつかる。