夏服を収める頃には
「六組の転校生って、お前?」

「うん」

「それなら同級生になった
記念に・・・、何君だっけ?」

「広瀬」

竹内が嫌そうに先に答えた。

「じゃあ、広瀬君にとっておきの
ニュースを教えてやるよ」

竹内は苦々しい表情で松本とは
逆方向を見た。
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