夏服を収める頃には
(俺は拒むことが出来たのに、
全て青山先生の言うとおりに
させてしまった。

自分の学校の先生と関係を
持ってしまった。

俺は日曜日に彼女が出来たばかり
なのに、彼女を裏切ってしまった。

快楽に俺は負けたんだ。

俺は・・・俺は最低だ)

健はいつしか走り出し、
駅に着くと誰とも目を
合わさないように俯いたまま
電車に乗った。
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