夏服を収める頃には
復 活
「いらっしゃいませー」

健が朝の挨拶をして教室に入ると手前
の女子も笑顔で挨拶を返してくれたが
後ろからは竹内の突っ込みも飛んだ。

「入ってくる方が言うな」

席に着くと竹内は口を開いた。

「先週は不機嫌で死にそうな顔してた
くせに、今朝はようやく戻りましたね
転校生健ちゃん!」

「まあ親父はは怒っても長続きしない
からね」

「喜怒哀楽をストレートに出す
健ちゃんには疲れちゃうね」

「そんな困ったちゃんに対して友情
以上の感情を抱いてしまったのは
誰かなあ・・・」

「そうそう、健ちゃんのファースト
リップはこの俺様が・・・って、
グロテスクな乗り突っ込みさすな」

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