夏服を収める頃には
「俺は他の女の人と淳ちゃんと
付き合い始めた頃から付き合って
いたんだ。

俺は淳ちゃんのことが「好き」だと
言いながら、その人とも付き合って
いたんだ。

俺は二股をかけていたんだ。

そしたら、その人も俺を二股にかけて
いたことが分かったんだ。

俺はショックを受けた。

自分だけがその人と付き合っていると
思っていたら、裏切られていたんだ。

そこで、ようやく馬鹿な俺は気付いた。

俺も淳ちゃんを裏切っていたことを。

淳ちゃんにつらい思いをさせているの
は自分だってことに気が付いたんだ。

俺は許されないことをしたんだ。

そして、その相手は淳ちゃんも
知っている人なんだ。

その人は・・・」
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