夏服を収める頃には
「ねえ、私達もやりたいんだけど!」

木村の隣で見ていた
女子の佐藤が手を上げた。

「本当?ありがとう!

こけるのは人数が多いほうが
受けるから、お願いします!」

健のボケ、突っ込み、ボケ、こけは
熱を帯びていった。

アルバイトの開始時間を
遅らせて参加している淳もぎこちない
動きながら、こけをして、そして竹内
達と少しずつ会話をしていった。

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