夏服を収める頃には
「うれしいことがあった反面、悲しい
こともありました。

僕の友達が根も葉もない噂で苦しんで
いることを知ったことです。

友達は事実無根の嘘により、話し相手
が少なくなってしまいました。

昨日までクラスにいなかった僕を暖かく
受け入れてくれる人もいれば、ずっと
一緒だった級友を無視する人もいます。

友達は誰にも迷惑をかけていませんし
友達と会話をしなくなった人も、本当
はそんなことをしたくないはずです。

間違いや失敗は誰にもあると思います。

ちょっとしたボタンの掛け違いで感情的
になることもあると思います。

なんとなく気まずい思いをしたまま卒業
や進級をしてしまいその後で後悔する
よりも、今出来る行動で過去の行いを
正せば、お互いが笑顔になるのでは
ないでしょうか」
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