夏服を収める頃には
教 室
教室に健が戻ると先に席についていた
全員が拍手をして迎えてくれた。

健は頭をかきながら軽く頭を下げて、
席につくと斉藤が教室に入ってきた。

斉藤は教壇に立つと生徒達に深く頭を
下げた。

「みんなすまん。

小田島さん、俺は君がそうゆう状態に
なっていたなんて全く気が付かなかった。
本当に申し訳なかった。

教師である俺が生徒達の異常や心配事
に何の役にも立たなかったことを本当
に深く反省する。

これからはただ生徒を怒鳴るだけでは
なく、みんなの目線に立って考えたい
と思う。

みんな、本当にすまなかった。

小田島さん、本当にすまなかった」

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