夏服を収める頃には
(何故、広瀬君は私に話しかけて
くれたんだろう?

私がクラスで浮いた存在だと
いうことは昨日でもう気がついた
はずなのに・・・。

そうか、彼は優しい人なんだ。

こんな私に朝一番に
みんなの前で話しかけて
くれるなんて・・・。)

淳は急激に胸が締め付けられる
思いがした。

(広瀬君にすぐに返事が
出来なかったことを
謝りたい。

彼と音楽の話がしたい。

彼のことをもっと
知りたい!)




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