夏服を収める頃には
「うわあ、ストーカー行為まで
命令するとは!

淳!すっごい好きでしょ、
転校生を!」

淳は顔が真っ赤になり、
両手で大野の肩を押した。

「分かった、分かった。

淳の本気っぷりを実感しました。

じゃあ、今日中に竹内君に
それとなーく聞いてみる。

それで彼女なしの場合のみ
金曜日迄帰りにつけてみるね。

以上の報酬は焼肉アンド
ケーキバイキング食べ放題で、
おごること。

はい、決定」

淳と大野はがっちりと握手を交わした。
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