夏服を収める頃には
積極的で魅力的な大人の女性が
男性を部屋に誘ったということは、
考えたくもないようなことを
二人は既にしてしまったのかもしれない
ということも想像していた。
この状態で自分は健の彼女になるなんて
可能なのだろうかという凄まじい不安。
いくつものことが重なって淳は一睡も
出来なかったのであった。
淳は、今朝考えた質問を大野に言った。
「昨日の深夜のラジオでお悩み相談を
やっていたの。
それがちょっと気になってね。
でも途中でテレビ見ちゃって、その
パーソナリティーの回答を
聞き逃しちゃってね」
「うわあ、どじっ子淳ちゃん!」
登校する二人の横をサラリーマンが
急ぎ足で通り過ぎた。
淳は声を潜めた。
男性を部屋に誘ったということは、
考えたくもないようなことを
二人は既にしてしまったのかもしれない
ということも想像していた。
この状態で自分は健の彼女になるなんて
可能なのだろうかという凄まじい不安。
いくつものことが重なって淳は一睡も
出来なかったのであった。
淳は、今朝考えた質問を大野に言った。
「昨日の深夜のラジオでお悩み相談を
やっていたの。
それがちょっと気になってね。
でも途中でテレビ見ちゃって、その
パーソナリティーの回答を
聞き逃しちゃってね」
「うわあ、どじっ子淳ちゃん!」
登校する二人の横をサラリーマンが
急ぎ足で通り過ぎた。
淳は声を潜めた。