君をひたすら傷つけて
会議は殆ど終わっていて、今はリズとディーが談笑しているのの傍に居た。私が携帯を取り出したのを見てリズがディーに耳打ちすると、ディーは頷き、さっさと自分の所のスタッフもアシスタントも皆帰らせてしまった。控室にいるのは私とリズとディーの三人だけ。
「連絡来たの?」
「後一時間で仕事が終わるって」
「ほら。一時間しかないならぐずぐず出来ないわ。化粧はナチュラルなのに綺麗に見えるようにしてあげるから安心して」
「暇だから僕も手伝うよ。ドレスはどれ?」
リズもだけど、ディーさんも悪乗りし始めた。袋からワンピースを取り出すと首を傾げる。
「このドレスも可愛いけど、もっといいのがある」
そういうとディーは別の部屋からワンピースを持ってきた。オフホワイトのワンピースだけど、前のものと比べるとシンプルでスカート部分がアシンメトリーになっていて、スカートの前は膝の辺りまで出ているけど、後ろは短い。足長効果があるものだった。ただ、上半身とスカート部分の切り替えがないので、ウエスト部分が心配になりそうなものだった。
余計な飾りがないシンプルで綺麗なワンピースだった。
「ディーこれは?」
「今度のコレクションの新作の試作品。実際のコレクションではもう少し派手に飾るかもしれないけど、デートならこれでもいいでしょ。っていうか、リズ。僕の前で他の人の洋服を持ってくるのは失礼よ」
「連絡来たの?」
「後一時間で仕事が終わるって」
「ほら。一時間しかないならぐずぐず出来ないわ。化粧はナチュラルなのに綺麗に見えるようにしてあげるから安心して」
「暇だから僕も手伝うよ。ドレスはどれ?」
リズもだけど、ディーさんも悪乗りし始めた。袋からワンピースを取り出すと首を傾げる。
「このドレスも可愛いけど、もっといいのがある」
そういうとディーは別の部屋からワンピースを持ってきた。オフホワイトのワンピースだけど、前のものと比べるとシンプルでスカート部分がアシンメトリーになっていて、スカートの前は膝の辺りまで出ているけど、後ろは短い。足長効果があるものだった。ただ、上半身とスカート部分の切り替えがないので、ウエスト部分が心配になりそうなものだった。
余計な飾りがないシンプルで綺麗なワンピースだった。
「ディーこれは?」
「今度のコレクションの新作の試作品。実際のコレクションではもう少し派手に飾るかもしれないけど、デートならこれでもいいでしょ。っていうか、リズ。僕の前で他の人の洋服を持ってくるのは失礼よ」