イケメンすぎてドン引き!


「でも、ある意味ラッキーだよね。あの吉野さんとお近づきになれてさー。

あ、そいえばオブちゃん委員会どうすんの?」



――ん? 委員会?



ミーちゃんの言葉によって、あたしは現実に戻される。



げ。部活やってない人は委員会に強制参加だった。



今年はどうしよう。


とりあえず、一番地味で楽そうなやつに立候補しとこ。







「それでは委員会、始めまーす」



条件反射で教室から逃げ出そうとしたあたし。


ぐっと首ねっこを掴まれ、簡単に捕獲されてしまう。



ああああ、なぜだ。なぜなんだ!


これほど自分の運命を呪ったことはあるだろうか(反語)。



なんと、委員会メンバーの中に、


西高スーパーボーイコンテスト(うちの文化祭のミスコン)受賞暦があり、


お昼休みにはひらりと現役サッカー部をかわしてシュートを決め、


そして、いつぞやあたしがウ○コ&ドブまみれのローファーを顔面に喰らわせてしまった……



かの吉野先輩がおる!

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