イケメンすぎてドン引き!
「でも、ある意味ラッキーだよね。あの吉野さんとお近づきになれてさー。
あ、そいえばオブちゃん委員会どうすんの?」
――ん? 委員会?
ミーちゃんの言葉によって、あたしは現実に戻される。
げ。部活やってない人は委員会に強制参加だった。
今年はどうしよう。
とりあえず、一番地味で楽そうなやつに立候補しとこ。
☆
「それでは委員会、始めまーす」
条件反射で教室から逃げ出そうとしたあたし。
ぐっと首ねっこを掴まれ、簡単に捕獲されてしまう。
ああああ、なぜだ。なぜなんだ!
これほど自分の運命を呪ったことはあるだろうか(反語)。
なんと、委員会メンバーの中に、
西高スーパーボーイコンテスト(うちの文化祭のミスコン)受賞暦があり、
お昼休みにはひらりと現役サッカー部をかわしてシュートを決め、
そして、いつぞやあたしがウ○コ&ドブまみれのローファーを顔面に喰らわせてしまった……
かの吉野先輩がおる!