イケメンすぎてドン引き!


「オブチさんはイケメンをお嫌いのようですが、イケメンも結構大変なんですよ。毎日ストレスの連続です。あ、俺がこんな性格だから俺だけかもしれな……」


「で? 結論は何ですか?」



仕方がないので、あたしは立ち上がり、オチが見えない先輩の話をストップさせた。



先輩は、びくっと体を揺らした後、ゆらりとあたしを見上げる。



そのまま、あたしに弱々しく右手を伸ばしてきた。



「……?」



何が始まるのだろうと、体をこわばらせていると、


ゆっくりと先輩の口が開かれた。




「あの……オブチさん、俺と友達になってください!!!」




はーーーいーーー?




< 41 / 262 >

この作品をシェア

pagetop