イケメンすぎてドン引き!
「オブチさんはイケメンをお嫌いのようですが、イケメンも結構大変なんですよ。毎日ストレスの連続です。あ、俺がこんな性格だから俺だけかもしれな……」
「で? 結論は何ですか?」
仕方がないので、あたしは立ち上がり、オチが見えない先輩の話をストップさせた。
先輩は、びくっと体を揺らした後、ゆらりとあたしを見上げる。
そのまま、あたしに弱々しく右手を伸ばしてきた。
「……?」
何が始まるのだろうと、体をこわばらせていると、
ゆっくりと先輩の口が開かれた。
「あの……オブチさん、俺と友達になってください!!!」
はーーーいーーー?