とんだ勘違いから
すごくホッとしていた。
今まで絶対あいつを女としてみてはいけないんだと思い続けていたから。
結構ひどいことをしていたよな、
これからどうして接すれば、なんてわかってはいることだが
いろいろ考えながらソファに横になって腕を顔に当ているとすっとドアが開いてまこが出てきた。
まこからは俺が寝ているように見えるんだろう、俺は動かずにまこが近づいてくる気配を感じて目を閉じた。
「あっ、今日は部長いてくれたんだ。
嬉しいっ。
すごくカッコイイなー。
こんな近くで寝顔見れるなんて。
あっでも風邪ひいちゃったらどうしよう。
起こさないといけないよね。でも毛布持ってきてもう少し眠ってもらいたいし。
もう少しだけっ。」
いろいろ独り言を言ってるまこの腕をぎゅっと掴んで引き寄せると
「もう大丈夫なのか?
温かいもん作ろうか。
カッコイイって嬉しいな。」
というとパーっと顔を真っ赤にして
「えッ、起きてらしたんですか?
いやっ、あのっ、それはっ。」
と焦ってるまこに
「もう気持ちを抑えない。
俺はまこが好きだ。」
そう言って頬に唇を寄せた。
本当はもっと攻めたいけどいきなりじゃ驚くだろうから。