とんだ勘違いから
私の出会い
今日も合コンに誘われた。
何度目だろう。
私が行くと合コンのメンツがいい男が揃うからって言われて秘書課のみんなに駆り出される....
高校時代に好きな人がいた。
すごく頭が良くてスポーツも出来てかっこよくて、そんな憧れていた人から告白されて付き合うことになって、毎日が楽しかった。
彼は優しくて、とっても楽しい高校生活だった。
だけど、そんなのは全部嘘だった。
彼を探して一緒に帰ろうと思って教室を歩き回っていた時聞こえてきちゃったんだ。
「な~、お前なんで川手と付き合ってるの?」生徒会の倉田君の声が聞こえた。
「だってそうやって周りをカモフラしないとお前とつき合えないじゃん。
俺はお前が好きなんだよ。お前だけがほしいんだ。なあ、キスしてくれよ。」私の彼氏の大賀君がそう言った。
二人は同性愛だったんだ。
ただ私は利用されただけ。
手も出さないのは私を大事にしてくれてるからって勘違いしていた。
あの二人がいつから付き合ってたのかは知らない。
でも、高校3年の夏にそのことを知った私はショックでふさぎ込んでいた。
大賀君が
「どうしたの?悩み?俺に話してよ。彼女が悩んでたら心配になるよ。進路?
まことはお父さんが金持ちだから進路は心配しなくてもいいもんな。じゃ、なんだろう?」
どうしてこんなにこの人は優しいんだろう。
思わず話してしまった。
「見たの。
大賀君と倉田君がキスしてるの。」
あの時の彼の顔は忘れない。
優しいけど、私に大きな槍を刺した人。
彼は卒業までは私の彼氏でいたいと言った。
そうすることで倉田君を守りたいからって。私にも謝ってた。
嫌だと言えばよかったけど、私は今まで周りを伺って生きてきたから、
財閥の娘って言うことで周りから距離を置かれて、
倉田君と大賀君もそんな風に周りを気にしながら二人の愛を育んでたんだと思ったら卒業まで私は彼女を演じた。
そしてそのまま自然消滅ってことになる予定だった。
大学に行って付き合って欲しいと言われた時最初は戸惑った。
またカモフラだったらどうしようって。
でも何度も告白されて私のことが好きって、優しく気がつく彼のことが
好きになるのに時間はかからなかった。
そして付き合っていろんな初めてを経験した。
高校時代2年付き合ってたけど全く触れられなかった私に彼が教えてくれた。
でも彼も結局は私を利用していたのだ。
何度目だろう。
私が行くと合コンのメンツがいい男が揃うからって言われて秘書課のみんなに駆り出される....
高校時代に好きな人がいた。
すごく頭が良くてスポーツも出来てかっこよくて、そんな憧れていた人から告白されて付き合うことになって、毎日が楽しかった。
彼は優しくて、とっても楽しい高校生活だった。
だけど、そんなのは全部嘘だった。
彼を探して一緒に帰ろうと思って教室を歩き回っていた時聞こえてきちゃったんだ。
「な~、お前なんで川手と付き合ってるの?」生徒会の倉田君の声が聞こえた。
「だってそうやって周りをカモフラしないとお前とつき合えないじゃん。
俺はお前が好きなんだよ。お前だけがほしいんだ。なあ、キスしてくれよ。」私の彼氏の大賀君がそう言った。
二人は同性愛だったんだ。
ただ私は利用されただけ。
手も出さないのは私を大事にしてくれてるからって勘違いしていた。
あの二人がいつから付き合ってたのかは知らない。
でも、高校3年の夏にそのことを知った私はショックでふさぎ込んでいた。
大賀君が
「どうしたの?悩み?俺に話してよ。彼女が悩んでたら心配になるよ。進路?
まことはお父さんが金持ちだから進路は心配しなくてもいいもんな。じゃ、なんだろう?」
どうしてこんなにこの人は優しいんだろう。
思わず話してしまった。
「見たの。
大賀君と倉田君がキスしてるの。」
あの時の彼の顔は忘れない。
優しいけど、私に大きな槍を刺した人。
彼は卒業までは私の彼氏でいたいと言った。
そうすることで倉田君を守りたいからって。私にも謝ってた。
嫌だと言えばよかったけど、私は今まで周りを伺って生きてきたから、
財閥の娘って言うことで周りから距離を置かれて、
倉田君と大賀君もそんな風に周りを気にしながら二人の愛を育んでたんだと思ったら卒業まで私は彼女を演じた。
そしてそのまま自然消滅ってことになる予定だった。
大学に行って付き合って欲しいと言われた時最初は戸惑った。
またカモフラだったらどうしようって。
でも何度も告白されて私のことが好きって、優しく気がつく彼のことが
好きになるのに時間はかからなかった。
そして付き合っていろんな初めてを経験した。
高校時代2年付き合ってたけど全く触れられなかった私に彼が教えてくれた。
でも彼も結局は私を利用していたのだ。