とんだ勘違いから
「それはっ


論理的に無理だからって思ったから。」


ポツリ言葉が出てきて、


「論理的って、



ひどいです。」


私の存在が否定された気がして涙があふれた。


そしてもう部長の顔も見たくないと顔をそらす。



「悪かった。




本当に、情けないんだけど



まこが男だと思ってたんだ。」




驚きの告白にぱっと顔を上げると顔に手を当てて頭を抱えるように立っている部長。




「あのっ、えええええ!


私の事男だと思ってたんですか?」










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