とんだ勘違いから


すっかりぐっすり眠ってしまって次の日に目覚めたのはお昼近く。


なんだよ、俺これじゃ大学生みたいじゃないか。

とすっきりした頭はもう、まこのことを考えている。


恋愛に嫌気がさしていた俺でも、明日デートに誘うのはどうだろうかと考えた。


でもまこは週末は実家に帰ると言っていたから仕切り直して月曜日だな、なんてコーヒーを飲みながら考えていると玄関の呼出がなった。


一瞬まこかもしれないと喜んだが、そうじゃなくて、かかった呼び鈴にいい気がしない。







「はい、」


と返事すると


「こちらは、XX県警の須藤です。

前田広陵さんでしょうか?」


と言われ驚き返事をする


「はい、そうですが、何か?」


警察が来たなんて全くどうなっているのかわからない。



「結婚詐欺の疑いで捜査してる女性の交流歴にあなたの名前が出てきまして、少しお話を伺いたいのですが。」



「少々お待ちください。うちではアレですのでマンションの前のカフェでいいですか?

5分で伺います。」


と返事をした。







カフェにつくと二人でテーブルに座っている人が手を上げたのでそっちに足を運んだ。
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