とんだ勘違いから
リビングに座ると優しく抱きしめてくれてから唇が重なった。
そして私はそのまま離れたくないから広陵さんの腰に腕を回している。
彼の胸の鼓動がドクンドクンと聞こえて、こんなにそばに入れるんだって嬉しい気持ちでいっぱい。
「今日は帰らないでください。
一緒にいたいんです。」
お酒の勢いで恥ずかしくて口に出せないことも今なら言える。
「本当に?
それがどういうことかわかってる?」
と広陵さんがいうから
「広陵さん、私子供じゃないです。
だから、」
そう言って腕を回した胸もとから顔を上げて彼を見つめると
「まこ、積極的だな。」
とさっきのキスよりもずっと激しい彼の気持ちがあふれるようなキスに私も一生懸命応えると
「もう、我慢できないかも。」
と言って広陵さんがすっと私の体を抱きかかえるとベッドに連れて行ってくれた。
前からベッドルームまで運ばれてたけど今日はちゃんと意識もしっかりしているから彼の首元に腕を回した。