とんだ勘違いから
「今日はいつもより軽いな。」
なんて冗談を言いながら私を組み敷いて髪を撫でてくれたあと彼が隣に寝転んだ。
「もう、そんなこと知りません!」
そんなこと言われるからこんな可愛くない返事しかできないでいると
「かわいいな、まこは。」
そう言ったと思うと肩肘をついて私の方に向いて顔を覗き込みながら
「ずっとこうしていようか。
今日は泊まりだしな。時間はある。」
広陵さんに翻弄されたままの私はそのまま彼を見つめ返すだけ、我慢できないって言ってたくせに彼は余裕のある態度。
だから思わず
「抱い‥てください。広陵さん」
すると目を少し大きくあけると
「ほントにまこには参るな。
俺、余裕ないと何するかわかんないよ?」
私は
「広陵さん、大丈夫です。」
元カレは私のことより自分の快楽を喜んでたからそういうのには慣れている。
だからそう言ったのに
「もう、無理。まこが俺を狂わせるんだぞ。」
と同時に息もできないほどのキスに舌が絡んでそれだけで私の頭は快感で満たされていく。
ゆっくりと服を脱がしていかれ、その間も彼が触れるところはすべてが性感帯みたいになる。
余裕がないって言ってたのに私にとっても優しくて私をトロトロに溶かしていく。
私はこんな風に愛されたこと今までなかった。
彼の頭が私のはずかしいところにあって
私はこんな気持ちよくなったの初めてで、夢中で彼の指に絡みつく。
「あっ、こうりょ‥‥うっ、
ぁああん。だめっ、そんなっのダメー」
そんな今まで出したこともない恥ずかしい声、それなのにそのまませめられて私は意識が飛んでしまった。