ヤンキー彼氏と泣き虫彼女♪
家に帰り、すぐに梓に電話した。



「どっかいくべ。24日空けとけよ」


空けさせねーと、馬鹿だから、クリスマスの事なんかこいつ分かってねーかもだかんな…


俺の彼女は世界一バカだからな…



困るよ彼女だよ…
まったく…






とうとうクリスマスイヴの日がやってきた。


今日は、俺が迎えに行く事になっている。



軽く用意を済ませ、梓の家に向かう。




さみ〜…
梓大丈夫かな…?





ピーンポーン__
梓ん家のベルを鳴らす…



「はーい…って!!ヒロ君じゃない!!寒いから中入ってまってなさい」



「ありがとうございます…」


俺はたまに梓ん家に行くようになったから、最近、梓ママは俺の事、ヒロ君って呼ぶ。





「お〜ヒロ。今日は楽しんでこいよ!!」

「あ〜…お借りします…」


そう…俺は梓パパとも仲良くなっちゃった…





この家族が前まで最悪な仲だったって思えないぐらいに仲がいい…


変わった家族だよ…





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