ヤンキー彼氏と泣き虫彼女♪
半年が過ぎたころだった…
俺は自分の部屋で、椎を抱きしめてる時だった…
「ねぇ…弘毅はあたしのこと嫌い?」
嫌いなんかじゃねぇ…
「スキだよ?どした?」
「あたしも大好きだよ…だから…
別れよ…」
椎は俺の胸の中で、気づかれないように泣いていた。
このとき初めて、椎の大切さが分かった。
あたり前のように隣にいた椎。
他の女と遊んでても、目をつぶっていた椎。
俺は、なんて馬鹿なことをしたんだろうと俺の涙を流した。
でも俺は、どうしても、椎がまだスキだった。
だから、もう椎を傷付けたくなくて、俺は最後に甘くもなんともないキスをした。
「今まで傷付けてごめん…
他の女といても、椎が1番椎が大好きだった。
なのに…ごめん…
俺等…別れよ…」
そう言った俺に椎は「今までありがと」と言って、俺の部屋から出て行った。
俺は椎が出て行った後も、1人で泣いていた。