ヤンキー彼氏と泣き虫彼女♪
「あのね弘毅達ね、この町でもすっごく有名なんだよ!!
あたし、中学からおんなじだから」


「何で有名なの?」



「えっ!!梓あたしより馬鹿かも~笑」


絵梨はそう言って、爆笑している。



「だからね、悪で有名なの!!!
しかもみんなカッコいいから、強いしカッコいいってことで、
ファンがいっぱいいるの。」




あぁ~悪ね…
しかもかっこいい…
たしかにカッコよかったな…



………
って…あたし何考えてんのよ!


でもこの町で有名とか…すごっ


「あのね、弘毅達この町で勝つ人っていないの。
前なんか、今よりすっごく荒れててやばかったの。

意味もないのに人をボコボコにしたりとか、でもそれは、前弘毅が大好きだった彼女と別れてからなんだけど…

それからずっとやばかったなぁ~
でも最近はちょっとましかなぁ~

だから、あんまし関わんない方がよかったりして~
でも、もう遅かったりして~」


なんだそりゃ…

「なっ!!」

マジかよ…
最悪だよ…

「梓可愛い~」


そんなチョッカイも出されながら、あたし達は、話ながら教室に帰った。





そのあと体育館に行くため、先生に言われて廊下に並んだ。
もちろんあたしは、絵梨の横にいる。




絵梨は、あたしと同じぐらいの身長で、髪が栗色ですごく似合っている。

…どっちかっと言えば、綺麗系か?

いいなぁ~…










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