ヤンキー彼氏と泣き虫彼女♪
あのヤンキー達は、後ろにいる。
はぁ~…先が重いやぁ~…
「なぁ」
あたしの肩に誰かの手が触れ、あたしは後ろを振り向いた。
「ゲっ…」
あっ…声に出してしまった。
あの…弘毅ていう人だった…
「ゲッってなんだよ…あ~?」
あたしにおもいっきり睨んでくる…
「ご…ごめんなさいって…」
あたしは顔の前に手を合わせて、謝った。
「フン…あんたさぁ~…俺のこと知ってる?」
「今…絵梨に聞いた…」
「今ーっ?」
明らかにビックリしてるし…
「梓は引っ越してきたばっかだかんね♪」
絵梨が言ってくれた。
「ふ~ん…別にどうでもいいけど…」
そう言って、友達のところへもどっていった。
「梓ビビッタでしょう。うける~」
「うけないで~」