ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
焦ってプチパニックになる。



そのとき、冷泉くんと目があった。



冷泉くんはあたしと目を合わせたまま、左手のひとさし指を前に向けた。



その動きにつられて前を見る。



満面の笑みのぽっちゃりん先生と目があった。



「よかった~。
大熊さ~ん。
やっと僕を見てくれましたね~。
僕、う・れ・し・い♪」



「……へっ?」



ぽっちゃりん先生は、指を組んで、乙女チックに小首をかしげた。



「あはははは~。
もう、僕、困っちゃいましたよ~。
大熊さん。
ず~っと、お隣さんを見てたから~」

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