ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「あのっ。
あたしっ。
大熊花ですっ。
〝花”って呼んでください。
これからよろしくお願いしますっ!!」



意気込んで、超明るく挨拶をした。



でも、返ってきたのは言葉じゃなくて。



軽い、本当に軽い……うなずきのみ。



……って。



「へっ!?
それだけっ!?
自己紹介はっ!?」



思わずそう言ってしまったけど。



隣に座った男の子は、机に片ひじをついて、スマホをいじりだした。



うっ、冷た~い。



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